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いへいたのラーメンブログ

けっこう更新してます。

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 巷で新作が飛ぶように売れている話題の人気作家のデビュー作です。1970年が舞台の非常に短いエッセイのような小説です。二十歳の生物学科の大学生の「僕」の独白のような文体でマッタリと話は進んでいきます。

 とにかく章立てが細かくて、150ページしかないのに40もの章があります。ほとんどが会話調で、あっという間に読み終えました。

 大した話ではないです。『ラジオ・レコード・ビール・タバコ・車・ファッション・恋人etc.』とありとあらゆる青春のアイテムが次々に登場し、お洒落でちょっと突拍子の無い会話が軽快に飛び交います。ある意味非常に軽い話です。

 さしずめ「ハートカクテル」や片岡義男の世界に近いなと感じました。浅野温子主演の映画「スローなブギにしてくれ」も思い出しました。

 「春樹ST(スト)」という言葉があるそうで、なるほど村上春樹の作品は独特です。「ノルウェーの森」も実は20年以上前に既読でして、読後の得もいわれぬ切なかった感覚を思い出しました。

 この作品は何かを訴えるのではなく、読者が想像を膨らませ自分の日常に照らし合わせながら読むと、深い味わいがあるのでしょう。

 今の私には「若いっていいなあ」という郷愁を沸き起こしてくれました。
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