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いへいたのラーメンブログ

けっこう更新してます。

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 なんともはや久しぶりの東野本。AMAZONではなかなか手厳しい評価ですが、私は楽しめました。何より登場人物のキャラが立つ立つ。ラストシーンなんかは「よっ、頑張れお二人さん」ってとこでしょうか。

 スキー場で裏方として働く主人公と、彼を取り巻くスタッフ、さらには経営母体である会社の上役との群像劇です。個人的には重要な役どころの女性二人の凛々しさが印象的でしたね。

 スキー場を爆破予告で脅迫していく犯人と、主人公たちの息もつかせぬスピーディーなストーリ展開が楽しめました。再開した通勤読書にぴったりです。東野作品特有の重厚で重層的な展開は見せませんが、それでも様々なメッセージを発してくれています。

 一時のバブルに沸いたスキー場経営の手法ではなく、時代の変化とともにスノーボーダーとの共存をしていかなければならない経営サイドの事情が分かりやすく描かれています。ストーリーのカギとなる事故のくだりは、ボーダーのマナーについても触れています。

 縦割りの企業社会の中で、それでも自分の主張を持ちながら瀬戸際のところで心のせめぎ合いをしている倉田の心情はひしひしと伝わってきました。

 犯人は意外でした。ちょっとハッピーエンドすぎるかなとも思いましたが、これはこれでありかな。

 世代的には「私スキ」リアルタイムでしたので、映像がまぶたに浮かぶ楽しい小説でした。
コメント
この記事へのコメント
こんにちは。同じ本の感想記事を
トラックバックさせていただきました。
この記事にトラックバックいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。
2011/09/13(火) 18:53:44 | URL | 藍色 #-[ 編集]
 ありがとうございます。トラバは、あまりやったことがなくきちんとできたか心配ですが、やってみました。
2011/09/13(火) 21:54:49 | URL | いへいた #8gfOIHpU[ 編集]
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「我々は、いつ、どこからでも爆破できる」。年の瀬のスキー場に脅迫状が届いた。警察に通報できない状況を嘲笑うかのように繰り返される、山中でのトリッキーな身代金奪取。雪上を乗っ取った犯人の動機は金目...
2011/09/13(火) 18:38:46 | 粋な提案